近畿選手権大会　準優勝！

１２月２３日天理エンジェルスの女子チームが亀岡運動公園体育館（京都府）で開催された『第38回近畿小学生バレーボール選手権大会』に出場しました。この大会は各県の予選を勝ち抜いた女子１８チームがトーナメント形式で近畿のＮＯ１を決める大会です。予選リーグがないため、１試合目で負けると即敗退のガチンコ勝負です。天理エンジェルスは、過去この大会で２０１４年に３位という成績を残しています。この日のために練習を重ね気合十分のエンジェルスは、開場の１時間以上前に体育館に到着しました（笑）。寒いながらも子どもたちは、散歩をしながらいろんな話をしリラックスした時間を過ごせたようです。

開会式の後、女子の第３試合でエンジェルス登場。初戦の相手は滋賀県の玉園さんです。いつもはスロースターターな子どもたちも、今日は一味違い最初からエンジン全開！２１－１６、２１－１６のストレートで勝利し２回戦に進出しました。

次の相手は、夏の小学生近畿大会で敗れたＳＥＴクラブさん（京都）です。夏はＳＥＴさんの高さを攻略できずに苦戦しましたが、この試合では相手の高さをものともしない堂々としたプレーを披露。２１－１０で１セット目を取りました。２セット目も着々と得点を重ね、終盤相手も意地を見せ追い上げられましたが２１－１８とし、この試合もストレートで勝利しました。

続く準決勝の相手はＳＴＡＲＳさん（和歌山）。練習試合でいつもお世話になっているチームで、３月のスポ少全国出場も決めている強豪チームです。「ここで負けても近畿３位は立派だよね」という保護者の勝手な思いに発奮してかこの試合も序盤からどんどんと得点を重ね、終わってみると２１－１３、２１－１２の危なげない試合運びで勝利。後で「なんで勝てたか分からない」とエースの五十嵐がいう程の不思議なチカラを発揮し、エンジェルス史上初の近畿選手権の決勝戦に駒を進めました。

決勝戦の相手は、今年出場した数々の大会で何度も優勝を目前に立ちはだかってきた京都の洛南ジュニアさんです。洛南さんはレフトの絶対エースを擁し、夏の全国大会ファミリーマートカップでベスト４に進出した関西の王者です。こちらも常日頃練習試合でしのぎを削っているチームなのでお互いの手の内は知り尽くしています。

いよいよ試合開始。１セット目は序盤から守備の要の溝口の堅実なレシーブからの、キャプテン浅川の速攻、エース五十嵐の強打で得点を重ねる展開でエンジェルスが主導権を握ります。６年生の奮闘に５年も応え、夏から大きく成長したレシーバーの奥田が何度も相手エースの強打を上げ、セッター相原のハンドリングでリズムを作ります。須佐の相手を裏をつくラストボールも飛び出し、終盤に追い上げられながらも２１－１８で１セット目を先取します。２セット目は、試合巧者洛南さんが１セット目の終盤に傾いた流れを逃さず、際どいコースを狙う強烈なサーブでエンジェルスのミスを誘い、序盤で１０点もの大差を付けられます。スパイクも相手の高いブロックに捕まりだし、なかなか得点を奪えません。それでも点差を縮めようと必死に食らいつきますが及ばず、１５ー２１で２セット目を落としました。最後の３セット目。洛南さんに傾いた流れをなんとか引き寄せようと序盤から一進一退のシーソーゲームを繰り広げます。しかし、連続ポイントを重ねるのは洛南さん。勢いを増す洛南さんの攻撃を前に守備陣も必死に食らいつきますが、エース五十嵐まで良いボールを繋げずエンジェルの攻撃の形を作ることができません。最後まで諦めずにボールを追いかけますが、相手の攻撃が決まり試合終了。９－１５で３セット目を落とし敗れました。

決勝戦では惜しくも敗れはしましたが、近畿大会準優勝とエンジェルス史上最高の結果を残した子どもたちはよく頑張りました。最後の公式戦で見せてくれた６年生の自分より高く大きな相手に臆するること無く堂々と戦う姿は、後輩たちにとって深く心に刻みこまれる最高のクリスマスプレゼントになったのではないかと思います。それと同時に『近畿選手権優勝』という大きな宿題も残してくれました。